アラブ人との結婚生活その１
Alsalaam Alaikum السلام عليكم
アルサラムアライクムとはアラビア語の挨拶であなたに平安が訪れますようにという意味です。
このブログに訪れて下さるあなた様に心からの平安が訪れますようにお祈りします。
初めてのかたは
こちらから見ていただくとこのブログの趣旨がわかりやすいと思います。
私の夫はイラク人です。
日本在住のイラク人は２００人にも満たないそうです。
私は夫が初婚で、過去に家族以外の男性と暮らしたことがないので
他の男性や家との比較ができませんが
夫との暮らしは
私の家族や親しい親せきの家族、親しい友人の家族たちとは夫婦の在り方や関係が
違います。
生まれ育った環境、文化、言語まで違う二人が一緒にくらしているわけですから
違って当たり前ですし、どちらがいいとか悪いはないです。
今日から我が家の結婚生活について書いていきたいと思います。
私たちは結婚の動機が恋愛ではありませんでした。
イスラム教だから結婚したという表現が正しいと思います。
なので
最初にイスラム教の結婚の考え方についてお話していこうと思います。
イスラムでは結婚は一つの信仰行為です。
そしてイスラムではイスラム独自の法律で定められた結婚の契約、決まりがあります。
契約ですから、他の契約と同じように契約締結者双方に権利と義務が発生します。
妻にも夫にもということです。
結婚においての契約は、何かの売買契約等の様な利益・不利益を妨げるためのものとは違います。
結婚をすることで、お互いの心の安らぎや思いやりを持つこと
愛情と慈悲
そしてお互いの幸福・信仰の向上のためのもので
アッラー（神様）のご満悦を求めるためにあるものと言えば
ご理解しやすいかしら？
神様のご満悦のために信仰行為、信仰の強さ故に結婚する人が多いと思います。
結婚して家庭を造る
家庭は一番小さなイスラム共同体です。
ですから家庭は、イスラームの信仰土台を作る最も大切な基礎となる場所です。
そこからイスラムの共同体を創る次世代の人類を生み出し育て、人格形成する場所となります。
家庭における妻・母親の役割は、子供となる人間の人格を形成し、健全なイスラーム共同体の基礎を固めるというものすごく栄誉ある大切な役割です。
もちろん夫・父親もこの役割を共に担いますが、父親が子供へと与えるものは、どちらかと言うと生活を守るという物質的な役割の方が大きいです。
そのような背景がベースとなり、アラブの人たちの夫婦関係は形成されているのだと感じます。
次回は我が家について話していきたいと思います。
