うちのイケメン

イスラム教徒です。アラブ人夫との日常をなんとなく書いているブログです。

ニカーフ・私がスカーフをかぶる理由

 

 

 Alsalaam Alaikum

 

 アルサラムアライクムとはアラビア語の挨拶であなたに平安が訪れますようにという意味です。

 

このブログに訪れて下さるあなた様に心からの平安が訪れますようにお祈りします。

 

初めてのかたは

iamamuslima.hatenadiary.jp

から

 

ご覧いただけたらわかりやすいと思います。

 

 

今日はうちのイケメンが日本に住んでから一番親しくしている方のニカーフ

(結婚の儀式)でした。

 

 

ニカーフについての詳しい文章は↓

www.ahmadiyya-islam.org

 

イスラームでは婚前交渉、男女交際を許していません。

 

 男性も女性も結婚するまで、清い心と身体を護る

 

アラブ諸国へ行けば全てのことが男女別々が基本です。

 

学校も、乗り物も、レストランも

 

男性は女性を見てはいけないし、

女性は男性に見られないよう顔と手以外は隠しています。

 

コーランクルアーン)に

預言者よ,あなたの妻,娘たちまた信者の女たちにも,かの女らに長衣を纒うよう告げなさい。」

また

信者の女たちに言ってやるがいい。かの女らの視線を低くし,貞淑を守れ。外に表われるものの外は,かの女らの美(や飾り)を目立たせてはならない。それからヴェイルをその胸の上に垂れなさい。自分の夫または父の外は,かの女の美(や飾り)を表わしてはならない。」

 

と記されています。

 

つまり

 

女性は外出時は

顔と手以外を隠す、長い衣類(体の体型がわからない服装)

顔を覗いて、頭から胸の上までスカーフで隠すこと。

女性の美しさを表現するものは隠す。

 

 

 現代社会では「えーー!」と驚かれてしまう習慣ですね。

 

 お嫁ちゃんは改宗後に最初は頭にスカーフをかぶるのがイヤでした。

 

信仰として隠さなきゃいけないのは理解していました。

 

それでもヤダと思いました。

 

 理由は

 

日本だと逆に目立つから 笑

 

電車とか乗っていて、隣が空いていても

私の側に座る人は殆どいません。

 

レストランとかで「はっ!」としたお顔をされます。

 

 

ですがかぶっています。

 

理由は

うちのイケメンにこう言われたことがきっかけでした。

 

「スカーフをかぶることは、イスラム教徒としての義務であることが第一だけれど

私にとって、お嫁ちゃんは世界一美しく、尊い、私の一番の宝物だから、自分以外の男に一瞬でも見られることもイヤだ!イヤだ、イヤだ!」

と可愛いことを言われまして、キュン!

 

そのときからつけ始めました。

 

つけ始めた頃は予想通り

 

逆に目立って、アフリカ系とかね、不良外国人にナンパされる日が続きました。

 

しかし最近は

目を合わせなければ声をかけられることはないことがわかり下を向いて歩くことにしております。

 

 

イスラムは女性がキレイになってはいけない教義ではありませんよ。

女性おしゃれもメイクも大好きですよね。

お嫁ちゃんも大好きです。

子供の頃から美容おたくです。

 

イスラムでは

メイクアップやアクセサリーは家庭内ではOK

自宅で血縁ある家族とご主人の前、女性しかいない部屋の中は大丈夫です。

 

ムスリムの女性たちは

外では気配を消し、家では夫のためだけに、うーんと美しくメイクアップしてヘアーセットして、良い香りをまとって

「毎日がロマンティック」なのですよ。

 

 今日の結婚儀式、ニカーフに参加して、今日この人たちが神様の元に結ばれるのか!と想像したら涙が出てしまいました。

 

イスラム教徒になってから結婚というものへの概念が綺麗に書き換えられました。

 

 奥様となられた女性はとても美しい韓国在住のパレスティナ人で、夫の友人に出会うまで、勿論、恋愛もしたこともなく、どなたともお付き合いしたこともないそうです。

 

日本ではえええ?そんなのにどうして???となるほど美しい方です。

 

ニカーフの後にお花を渡して祝辞を述べたときに

涙ぐんで

「私は彼に会うために生まれてきました。」

 と言ったとき

お嫁ちゃんもグッときました!

 

仲良しのシリア人のシスターたちもそう言ってお見合いで知り合ったご主人を何よりも愛しています。

 

 

そして、アラブ人の結婚の話を聞くとね、結婚生活というか

日常がロマンティックに溢れているのです。

 

 イスラム教徒は世界中にいます。

 

 

だからイスラム教徒である以前に各々の国の文化が最初に身体に組み込まれているのだと思うときもあります。

 

生まれながらにイスラム教徒でも配偶者を大切にしないような人もいます。

 

アジアではイスラム教徒であっても結婚前に男女交際する文化の国もあるみたいです。

 

イスラム教の発祥の地はアラブ。

 

世界中にイスラム教が広がっても各々の言葉ではなく、全世界のイスラム教徒がアラビア語で祈り、アラビア語を学習し、アラビア語コーランを読んできました。

 

だから信仰の仕方や生き方をアラブ人に習えとも言われているそうです。

 

私は現在、短編小説を書いていて、

タイトルは「ムスリムの花嫁」というもの

 

これはイスラム教徒と結婚した人たちのラブストーリーをノンフィクションな始まりと基礎からフィクションのラブストーリーにして書いているものです。

 

これから

イスラム教徒と結婚」という検索ワードも増えていきそうだから役に立ちたいと考えて書き始めました。

 

 

もしね、

どなたか、イスラム教徒と結婚しようと思って私のこのブログにたどり着いたとして、

何かお悩みがあるなら遠慮なく、直接メッセージください。

 

 あとね、

結婚前に男女の仲になろうとするイスラム教徒とは結婚しないほうがいいですよ。

 

いや、違う

 

その相手の方をイスラム教徒として見ないでください。

 

彼があなたを大切に思うなら、そして彼がムスリムならば最初が結婚なのです。

 

 

最後までお読み下さりありがとうございました。

 

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