内助の功と奇跡
Alsalaam Alaikum
アルサラムアライクムとはアラビア語の挨拶であなたに平安が訪れますようにという意味です。
このブログに訪れて下さるあなた様に心からの平安が訪れますようにお祈りします。
初めてのかたは
こちらから見ていただくとこのブログの趣旨がわかりやすいと思います。
このブログにご訪問下さりありがとうございます😊
全国的に自粛ムードですが、私たちの住むところはいつもと何一つ変わらず。
スーパーは混んでる、
ファミレスは家族と学生でいっぱい、
ラーメン屋は行列、
パチンコ屋さんも駐車場いっぱい
何も変わらない日々です。
お嫁ちゃんは引きこもっています。
うちのイケメンは仕事しています。
今日は久しぶりにシスターのお家に遊びに行きました。
彼女と知り合ったのは東京ジャーミーの週末クラス、一緒にクルアーンクラス とムスリムのマナーのクラスを受けていました。
お嫁ちゃんはそのときムスリムに改宗していましたが、
彼女はまだムスリムではありませんでした。
「何でイスラムを勉強してるの?」と彼女に聞いたときに、とても素敵なお話を聞きました。
彼女が仕事で地方にいる頃、
時々ご飯を食べに行ってたカレー屋さんの店主がとても親切で、
彼女の同僚やカレー屋さんの常連さんなどみんなで頻繁に遊んでいたそうです。
彼女もそこに混ざり、二回くらい遊んで、3回目に誘われたときは
そのカレー屋さんの店主と二人で遊んだそうです。
そして、4回目に誘われたとき
彼の両親がバングラデシュから来日しているので
良かったら会ってもらえますか?と言われて、何も考えず、いいよー!と会ったそうです。
東京ジャーミーで待ち合わせして、店主の両親と彼女と四人で会いました。
彼女は熱心な仏教徒のお母さんに育てられたので
イスラム教とは全く縁も縁もない生活でした。
その日に彼の母、お義母さんがイスラム教のお祈りしているところを
見てなんだかわからないけれども、とても感動したそうです。
帰りに、店主に
「今日来て貰ったのは両親に会って欲しかった。僕はイスラム教なので男女交際が出来ない。あなたが好きだから結婚して欲しいです。」とプロポーズされたのだとか。
彼女は店主の彼のことは好きまでは思っていなかったけれど、この人は良い人だなと思っていたそうです。
日本人のように試しに付き合う、なら直ぐにオッケーだけど、結婚!?と大変驚いて
それと、結婚するならムスリムになるということを聞き
それも熱心な仏教徒の親がなんて言うかな?と
彼女の親が誰もが知る有名な仏教団体の幹部で、
彼女はそれを見ていてイヤだと思っていたから、
宗教とは関わりたくないと思いながら生きてきたそうです。
なので、彼への返事は、とりあえず保留したそうですが、
お母さんがお祈りする姿を何度も思い出してしまうから、
とりあえずイスラム教については勉強しようと週末、仕事の休みに
都心の実家に戻り土日に東京ジャーミーのクラスに通い始めたそうです。
そして、イスラム教てすごい良い宗教なんだ!と理解し、
改宗前ですね、ムスリムでなくても毎日お祈りをしていたそうです。
私より彼女の方が長く学んでいて、色んなことを教えてもらいました。
彼女はご主人に
「結婚してもいいよ、でもあなた一日5回お祈りしないと結婚しない。正しくムスリムとして生きないなら結婚してあげない。」と
改宗前にボーンムスリムにお説教しちゃうんなんてね。(笑)
彼は承諾したそうです。
彼女が彼にアラビア語の読み方やイスラム教のマナーを教えました。
ハラール、ハラームも教えました。
彼はハラールとか気にせずなんでも食べる人だったそうです。
それも変わりました。
ご主人はとても心の美しい、良いムスリムでしたが、仕事が忙しくてお祈りしたりしなかったり、だったそうです。
お祈りのために短いコーランの章を暗記するけれど意味は知らない
ムスリムがしないといけない義務を知らない
イスラムのマナーを知らない
彼もそうだったそうですが、改宗した日本人の
彼女が、ボーンムスリムの彼にコツコツと教えて行きました。
そして、プロポーズから二年半して彼は日に五回の礼拝の務めを護り
仕事優先の生活からイスラム中心の生活となり
毎週欠かさずに金曜礼拝にも出るようになりました。
彼女はムスリムになり、彼とイスラムの上での婚姻をして、日本の婚姻も済ませました。
そして、、、信じられない奇跡が起きました。
まず、彼女のお母さん、その仏教を辞めてムスリムに改宗されました。
誰も説得していないそうです。
娘さんがムスリムになり、変わった。
娘の夫は優しくて素晴らしい人
私も変わりたいと自分から懇願してムスリムになられました。
マーシャアッラー!
また、二人のお子さんに恵まれました。
実は2人の間に、結婚して直ぐ妊娠がありました。
しかし、早期流産してしまいました。
その病院で、彼女の持病から判断して、
「あなたは子供産むのは難しい身体ですよ。」と診断されて、次の妊娠は無理かもしれないと思っていたそうですが、一年くらいして妊娠して、なんと2人目も授かりました。
更に沢山のバラカがあって、結婚してすぐのこと、
毎日カレーを食べに来るお爺さんがいたそうです。でも、ある日から「今日金ない。」と言い一度も払ってくれなくなりました。
でも毎日食べに来る。
イスラム教は年上を敬うことが宗教の教義でありますから、
払って貰えなくても断れない、仕方ないと受け容れていたそうです。
一年半くらい経過して、このまま払って貰えないかな?それでもいいけど、どういうつもりかな?とご主人は考えて笑いながら、
「お父さん、もうずっと溜まってるけれどお金くれないの?」
と聞いてみたそうです。
そのお爺さんは
「俺の家やるからこい。」と
これはまた面白い冗談だろうと思って笑ったそうですが、その日に閉店までいて、
「俺を家まで乗せて行ってくれ。」と頼まれて
お爺さんを家まで送って行ったら、権利書と譲渡証明作ってあって、ここにハンコ押せ
やるからと
ポン!と百坪くらいの庭付き戸建てを土地ごともらったそうです。
その後もお爺さん来店続けて、ある日
「これもやる。」と別の更地の土地の権利書もくれたそうです。
お爺さんは間も無くして、遠くの息子さんがいるところの老人ホームへ入って行かれたそうです。
息子さんいるのに、息子さんではなくカレー屋さんに土地も家もプレゼントして
彼はその土地を担保にして別の事業を初めて成功して、借りたお金完済
もう一つ、その後です。
賃貸して家賃を払っていたカレー屋さんの店舗大家さんが
「もうずっと家賃払って頑張ってきてくれたからさ、もう、家賃いらないよ。あげるよ。」と
権利書を持ってきてくれたそうです。
こんなことあるんですね!
彼女が彼にイスラムを学び直させて
彼も男のプライドとか小さいことに負けないで素直に学ぶ心があって、ほんとに
2人で真面目にコツコツとイスラムを続けてきたバラカ(果報)だと思います。
神様「アッラー」はちゃんと見ておられるなあと思います。